Forget and look forward


諦めたっていい ... 
あきらめたから入ってきた
大切なもの♡

「絶対ここに置いたはずなのに・・・」
周辺を探してみるけど見当たらない。
誰かが移動させたのか?と人を疑ってしまうことはありませんか?

私の家ではよくあります。
特に私が忘れっぽいので、自分で整理したことを忘れて
「無い、無い、」
と慌てます。
そして夫を疑います(笑)。

時には、冷蔵庫に入っていると思い込んでいた食材が無くて、
「また、お父さんが食べたんで しょ?!」
と言ってしまうこともあり、
しばらく経ってから、自分で料理に使っていたことに気付いて反省することも …。
疑われた人はかわいそうですよね。

無くしたものを探しているとき、当てにしていた食材が無くて他のメニューが浮かばないとき、そんな時って「無い」 にフォーカスされています。
無いものを無理に出そうと考えてしまうので、頭の中はますます「無い」に意識がいって、無意識に「無いという現実」を作っているのだと思います。

しばらくして、「無いものは仕方ない諦めよう」と思った瞬間、フッと目の前に出てきます。
または無くなった原因を思い出したりします。
この「諦める」には不思議な力があると思いました。

あなたは、何かを諦めたときに気付いたことはありませんか?
諦めたから得られたことはありませんか?

「諦める」という言葉はネガティブなイメージがありますが、仏教では悟りの意味があるそうです。
「あきらかにする」 という意味で、物事の真実の姿やありさまを明らかにすることなのだそうです。

「諦」とは真理のことで、お釈迦様の教えに「四諦(したい)」というのがありますが、その4つの「諦」を見ることで真理を知ることができると説かれました。

『人生、諦めが肝心!』という言葉があるように、「諦める」 ことはネガティブなことだけではないようですね。
モヤモヤしていたものが晴れて、明らかになるから諦められるのです。
諦めることは、ポジティブになれるきっかけとも言えますね。

人の悩みの多くは、お金のことと人間関係だと言われます。
恋愛や夫婦、親子間のことも人間関係ですよね。

なぜ、悩んでしまうのかというと、
「諦める」ことをしていないから。

お金の悩みがある人は、お金が無いことを諦める。
人間関係の悩みがある人は、相手との関係を諦める。

ということになるのですが、
まず、お金に関しては簡単なことです。
お金が無ければ働く…です。
働きたくないという気持ちを諦めるのです。
働いている人で今よりも多くのお金が必要なら、今の安い給料を出す会社を諦めるのです。

「諦める」は「明らかにする」ことだと言いましたが、お金が無いことを明らかにして、なぜ無いのか?をはっきりさせることが重要です。
そして、何のためにお金が必要なのか?を考える必要があります。

お金は手段であって目的ではありませんので、そのお金で何をしたいのか?を明らかにすると良いでしょう。
そして不足している金額をどんな手段で調達するのかを考えるのです。
今の現状のまま諦められないでいると、いつまでたっても悩みは解決できません。

一方、人間関係で諦めるのは難しいと思います。
お金と違って相手にも感情があるからです。

思っていることをそのまま言えば相手を傷付けてしまうことがあります。
正直に何でも話せば良いというものでもなく、親しき中にも礼儀あり…です。

よほどのことではない限り、傷付けると分かっていることを言う必要はないと思います。
また、何も言わないで我慢していても関係性は良くなりません。

お互いに歩み寄る気持ちになっているときに、穏やかに真実を明らかにする話し合いをするのが良いですね。
その時に、自分が正しくて相手が間違っているという思い込みには注意が必要です。

人はそれぞれ考え方も感じ方も違っていて、相手も自分が正しいと思っているのですから…。

正しさのぶつけ合いだけは避けたいものです。
自分の正しさをわからせようとすることは、相手を自分に従わせようとすることと同じだからです。

では、どうしたら良いか・・・

そう、「諦める」のです。

相手を諦めるというと冷たいように思えますが、そうではありません。
相手の考え方や感じ方を認めるのです。

そのためには「あきらかにする」ことが大事で、相手がどんなことを考えていてどんなふうに感じているのかを聞くのです。
全部聞いた上で、「そうゆう考え方もあるんだな」と認めることが「諦める」という意味なんだと思います。

もちろん、自分の考え方は大切ですし、自己表現するときのツールです。
それを否定してしまったら自分自身をも否定することになってしまいますので、一旦、自分の考え方を横に置いておくだけで良いのです。

人間関係の諦めは複雑ですが、相手に疑問を持ちながら関係性を作っていくのは難しいと思います。
心の距離が近い人ならなおさらだと思います。
近い人には自分のことを知ってもらいたいですし、わかってもらっているだろうと勘違いもしてしまいます。

人は考え方も感じ方も変わっていきます。
心は成長し続けていきます。
その時その時の状況で「諦める」ことをしていくのが良いでしょう。
すぐに変化がなくても、時間が経てば今よりももっと良い関係が築かれていくのだと思います。

相手を変えようとすることは愚かなことですよね。
正しさは自分の中だけの正しさだと気付けたら、そんなに時間は必要ないのかもしれません。

何か悩みがあるとき、問題が発生したときは、「諦める」体験をするチャンスともいえます。
もう必要ないものや古くなっているものを手放したり、今までの考え方や生き方、合わなくなってきた人間関係を見直すのも良いかもしれませんね。

余計なものを手放すと、空いたスペースに今の自分に相応しいものが入ってきます。
心の中にあるいらないものを捨てて、滞っていた感情をクリアにしていきたいものです。