ファンタジーキャラクター
天智の神は、天帝の怒りを買って石の中に閉じ込められていた。
天の智を持つこの石は、バビロニアから中華王朝にわたり、春秋時代以降は中原の覇王たちがこれを競って手にしようとした。
かつて中原の覇者となった者により、やがてこの石は極東の島にもたらされ、運よくこれを手にした皇子が倭国を統一して律令国家を実現したりもした。
そんな覇王の歴史とゆかりの深い天智玉が、フールのお父さん。父を助けようとしたフールもまた、天帝の呪いを受けて不思議くんになってしまった。
以来ずっと親子は離れ離れになっていたのだけど、ようやく再会がかない、共に呪いを解くための冒険に向かった。それがこの物語の始まりである。謎解きはフールの冒険の先にある。