この物語についてちょっとだけ・・・
現実世界のWiLL編集長に

大丈夫😃あなたは描ける❗
と言われてしまったら、なぜか突然マンガが描けるようになってしまった。
マンガというのは表現手段のひとつなんだけど・・・ファンタジーを始めようというこの時点では、描き始めてまだ四か月。絵はまだまだヘタクソだし、描くのに時間がかかるし、コマ割りのマンガなどはとうてい描けそうもない。
ところが、自分の描き出すキャラクターたちが、早く喋らせてくれとせがむのだ。

神々の歴史は何故これほど残虐で複雑なのだ?

諸悪の根源は私じゃないって、早く言いたいのよね💦

う~ん” そしゃ、吹き出しCSS使ってはじめてみるか・・・
というわけでスタートしてしまった。
表題の「遷聖記」というのは、「天子」が都を遷すことを「遷都」というように、「天帝」がその聖地を遷すことを記すものであり、それは「天」の盛衰を物語ったファンタジー、つまり空想である。
日本の神話を読んでも、大乗仏教の謎を追いかけてインドやイランの神話に触れてみても、一神教の由緒ある思想やヘレニズム思想をひも解いてみても、どこか源流が同じように感じてしまう。それらが分裂して各地に伝播しているにすぎないのではないだろうか。

私の行くところに天子が生まれてしまうんだ😅
以前から考えていたそれらのことを、WiLL編集長に話していたら、今度は彼女の影から見えてくるタロットのキャラクターが、私に向かって勝手におしゃべりを始める始末。

永遠の少年でなんかいたくないし、そろそろ大人になりたいんだ😢
私の描く「異世界」とは、集団の深層意識がつくりあげてきた世界だと思うのだけど、少年は呪いを解いて大人になるために、その世界の冒険を望んでいた。
ユング心理学とかインド思想、あるいはプラトニズムから発する神秘思想等、大衆の集団意識を問う思考の中に、世の不思議を解く鍵が眠っているのかもしれない。
とりあえず、集団意識がつくりあげてきた古くからの人気キャラクターが導くままに、話を描いてみようと思うのだ。
2022年5月 Sacla
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